2013年01月28日

星野リゾートから学ぶこと

先日、以前から興味のあった星野リゾートグループのホテルに宿泊した。
星野グループについては星野社長が執筆した著書を読んでいたこともあり、一度訪れたいホテルのひとつだった。
中でも、軽井沢などの贅をつくしたタイプではなく、長年歴史のあった旅館を再生する目的でグループ化したホテルに興味があり、伊東温泉の「アサジン」に一泊した。
50年以上使用されていた施設を元に四年前から星野ブランドとして再生された当ホテルは、一見するとかなり老朽化した本館といかにも後で付け足したようなロビー棟がアンマッチであり、やや拍子抜けしながらチェックインした。
しかし館内は、元来この前身の旅館の宝であったろう手入れの行き届いた広大な日本庭園に海辺の素晴らしい景観、そして落ち着いた風情の浴室と、それら確かな資産を有効に活用して、その上に星野ブランドとしての統一されたモダンでゆとりある空間がデザインされていた。
その時点で私はすっかり外観から得たマイナスな印象は忘れており、逆に事業再生のために投資は最低限にとどめながら一方で宿泊者を最大限もてなす事に真摯に取り組む姿勢が感じられ、最後には好感を抱きながら心地よい宿泊をすることができた。
その価値を更に高めたものは美味な食事はもちろん、何よりゆき届いた従業員の応対であった。
ホテル業の最大の商品は従業員のサービスなのだからそれなりの対価を支払う客に対して質の高い応対ができて当然なのだが、星野リゾートが業界の中でも注目される存在である理由は、ブランディングということを、見てわかるイメージの部分だけでなく経営全体をブランドで一気通貫することであると考え、それを真摯に実践していることではないかと思う。

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posted by [w] axis at 13:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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