2013年11月19日

インナーブランディング

ブランディングの世界では、ブランディングを実施する場合にそのプロセスの一つとしてインナーブランディングと呼ばれる重要な活動がある。
これは、企業がブランド構築や強化する際に、消費者などの企業外対象者に向けてブランディング活動する一方で、企業内の主に社員向けに自社ブランドに関する正しい知識を身につけるよう支援したり、お客様と接する社員自身がブランドを体現することができるよう支援したりする活動を意味するものだ。
最近はブランディングの中でこのインナーブランディングも以前と比べて重視される傾向にある。
何故か?
それは、ブランディングが広告宣伝やネーミング、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなどの視覚的イメージだけにたよることなく、販売員、お客様相談室や更には営業から生産担当者までと、外部と関わる全てのタッチポイントの活動を通じてブランドが築かれていくという考え方が広まってきたからだ。
またそういうブランディングのプロセスを経たブランドがより強固になるからだ。
例えば、企業不祥事の事件が後を絶たないが、その釈明記者会見場でしばしば見られる当該企業トップの不遜な謝罪姿勢に対して世間から大きな非難の声があがったりし、それによって一夜にしてその企業のブランドイメージまで多大な影響を受けてしまうことなどがある。
実際はここまで重大な局面でないにしろ、企業の日常活動の中で大なり小なりブランドイメージを左右することが発生して、それらが口コミなどによって徐々にブランドイメージに影響を及ぼすとすればこれは無視することはできない。ましてや今の時代、コンプライアンスやCSRなどに代表されるように企業の社会的責任要求が高まっているため、こういった観点からもインナーブランディングの役割がブランド構築以上の役割を担うことも期待できるようにもなってきたと思う。
インナーブランディング活動の代表的な例としては、リッツカールトンホテルのクレド(信条)という、従業員全員がいつも携行している行動指針を示す名刺大のカードがある。これによって、ホテル従業員は滞在客に最大限のおもてなしをすることの大切さを常に忘れることがなく、その結果リッツカールトンホテルのサービスレベルが業界最高レベルであるとの評価の獲得に寄与している。
ただ、最近話題の偽装メニュー事件では、残念ながら大阪のリッツカールトンも当事者として謝罪会見を行っており、このクレド神話にも疑問を持たれることとなった。
多くのホテルや企業を巻き込んだこの偽装事件を通じて、改めてインナーブランディングの大切さを知るとともに、その継続の難しさを認識させられることにもなった。

ところで、最近ユニクロでグラフィックブリーフを購入した。ディズニーやキースヘリングなどとのコラボレーションデザインの下着シリーズだ。元々、Tシャツでは大々的にUTというシリーズ名称で多種のアニメやキャラクターグラフィックTシャツを販売している同社だが、下着でのこういったキャラクーやグラフィック物は、大人にも楽しめる上にお値打ち感もありつい購入してしまった。
下着という表には目立たないアイテムなので、子供とのお揃いで密かに楽しむこともできるから、こんな”インナーブランディング”?をするアイテムなら楽しいではないだろうか。
posted by [w] axis at 14:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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