年間で30週と、夏休みなどを除いてほぼ毎週2時間ほどの講義となり、ファッションマーケティング論について教えていく予定だ。
その学校の卒業イベントとして、先日恒例のファッションショーが開催されたので見学に行った。
7組ほどの学生たちが一年間かけて制作した作品の披露であった。
こういったファッションショーを見学するのは何年ぶりだろうか。ましてや学生の作品となるとほぼ初めての経験となる。
7組はそれぞれクラシックな作品から近未来的な作品まで様々なテーマが発表され、デザインやモデル(学生本人たち)の雰囲気に合わせた音楽もリズム感に溢れ、短時間ではあったが楽しいイベントであった。
ショーの間は緊張した顔つきでなかなか笑みも少ない素人モデルであったが、イベント終了時の全員挨拶では達成感に溢れる瑞々しい笑顔が一杯で、見ているこちらも緊張感の後の安堵感を感じていた。
4月からこれらの学生に講義をするのだが、少しでも彼ら彼女たちが何を身につけたいのかを理解しながらの講義ができればと思う。その一方で、ファッションに対して学生たちがどのような視点を持っているのかを、いろいろ学べるのではないかとも期待している。