2013年05月17日

ブランド力を測るためのヒント

5月15日、神戸の某大学にてディマンドチェーン論の特別講義としてケーススタディ講義を行った。
講義に参加した学生は100人程と多めであったが、その半分近くは爆睡(笑)。まあ自分自身の大学時代を振り返れば50人以上が講義を最後まで聴講していることは感心に値した。

今回は「需要予測の実務とは」をテーマに、企業三社を比較しながら、その特徴や背景、効果などについて整理した内容を発表した。残念ながら学生にとってはどれだけ平易な説明を行っても、実務経験がないために現場のイメージが掴まえにくく、講義の魅力度という点では自身の次回以降の反省点となった。
ただ、担当准教授からの講義後のフィードバックについては、今後のコンサルタント活動においても勇気づけられるお話をいただくことができ、大きな収穫だった。
その内容は、「売上の要素分解とビジネスモデルとの関係性」で、企業が選択する経営戦略が、売上増減を構成するどの因子に効果的であるかを解説するものである。例えばプル戦略とプッシュ戦略などの選択による違いがどの因子に影響するかなどである。
私自身の考えとしてはこの整理によって売上目標に対して効果的なKPI(重要業績評価指標)が設定でき、より納得性の高い経営投資判断に役立てるのではないかと思う。
ブランディングの世界ではその効果をいかに測定するのかが常に問題となっている。いくつかのブランディングコンサルタントはその価値評価方法を開発して、これが合理的な評価が行えるものと推奨しているが、多くは企業価値の増減算出を基にして測るもので、どちらかと言えば中小企業や未上場企業においてはやや使いづらいものであると思う。ましてそれらを測るため高額な報酬を支払うこととなればブランディグへの投資は躊躇してしまうだろう。とはいえ、経営者としてはブランド力を上げることが企業の収益力をどのように貢献できるかが理解できない限り、その投資の必要性は感じなくて当然と言える。こういった現状課題に対して、先ほどの売上要素分解からのKPI設定は一つの解決策になり得ると思う。

7月に第二回のケーススタディ講義を行う予定だが、果たして次回をどれくらいの生徒の目を開かせられるか。これが私の次回KPI。
posted by [w] axis at 11:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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