2013年07月25日

大学講義にて

先日、神戸市にある流通科学大学でケーススタディ講義をする機会があった。以前から学長の石井先生と懇意にさせていただいたこともあり、今回の機会をいただいた。
大学に足を踏み入れるのは数十年ぶりであったし、また学生は自分の子供のような年齢でもあることから、どういった話をすれば彼らの注目を得ることができるのか、事前にかなり悩みながら準備を行った。
当日は、中国事業についての進出の経験談を中心に、日本と中国の文化差異や事業に与える影響などをなるべく平易なプレゼンテーションを使用して講義を行った。
果たして講義中は爆睡する学生もチラホラ散見されたものの、意外に多くの学生は最後まで講義を聴いてくれた。
後日、担当の先生より学生が記述した課題レポートをいただくことができた。約60名分のレポートは、一部は明らかに講義を聞いていなかったり、ただ講義内容を要約しただけのものであったが、予想外に多くのレポートは、紙面を埋め尽くして自分自身の感想をきちんと述べたものであったので、一気にすべてのレポートを読み尽くしてしまった。
興味深いことに、細かな点では個人個人の感想の差はあるものの、大きな傾向としては明らかに、講義中の出来事やコメントに同じような反応をしていた。
自分自身が事前に想定していた強調点にも反応はあったものの、驚いたのは、私が無意識にコメントしたことにも一様に反応していたことだ。
なぜ学生が同様にこれらのポイントに反応したのかの背景を、今回のレポートからだけでは到底理解することはできないものの、自分の講義がどのように受けとめられているかを聴講者の立場から客観的に確認できたことはとても参考になった。
自分が発信していることが、どう相手側に受け止められているかを確認する場面は日常的にはないために、気をつけていても、ともすれば独善的な発信をしかねないことが多いのではないかと思う。
仕事がらいろいろな発信をする機会が増してくると思うのだが、こういった事後感想などをいただく機会は自分への戒めの点でとても貴重な機会だと思う。
何十枚ものレポートをコピーして手渡していただいた担当の先生に感謝したい。
posted by [w] axis at 10:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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